2025 04-19 |
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2007 08-26 |
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さしみ賞に対する考え方
さしみ賞はもともと3をさんが新人を見つける賞として始まったわけだけど、現在では誰でも参加できるネタのコンテストとして認知され定着していると思う。 けれども、自分自身はそのさしみ賞に積極的に関わってきたとは言えない。参加したのは1度だけで、あとはずっとROMっていた。自分にとって、さしみ賞は参加するイベントというよりも、ネタをたくさん読めるイベントとしてあり続けてきた。 そんな人間がいきなりさしみ賞の主催を思い立ったわけだから、それ相応の準備が必要だろうとは思っていたし、その点に関しては結構考えたつもりだった。まあ結果的には詰めが甘かったと言わざるをえないけど。 最初に書いたように、さしみ賞にはネタをたくさん読めるイベントとしての楽しみがある。 今回もそのようなイベントとして成立させたいという思いがあったので、なるべく多くの人に参加してほしいと思っていた。 そのために念頭に置いていたのは、お題以外の部分での制約はなるべく少なくしよう、ということ。つまり、参加にあたっての敷居は低く設定しておくということだ。 その結果、ラウンド制ではなく一発勝負にすること、投稿期間は長めにすること、投稿場所は狩狩板であればどこでも自由にすることなどの形式が固まった。 これらの形式が有効だったのかどうかは分からないけど、最終的に33個のネタが投稿されて、ネタをたくさん読めるイベントにするという目的はまずまず達成されたのではないかと思う。 ところで、企画にあたってもう一つ念頭に置いていたのが、なるべく公平性を保とうということだった。 たとえば、当初お題を複数設けることも考えたんだけど、違うお題で書かれたネタを選考の段階で公平に判断できるかどうか自分自身はっきりしなかったため、お題は一つにすることとした。 もちろんネタのコンテストである以上、誰の目にも納得のいくような判定を下すことは不可能。でも、せめてこちらの大まかな判断基準を明確にしておくことで、参加する人がより安心してネタを書けるようになるんじゃないかと思う。そして、それが多くの人の参加を促すことにもなるだろう。 判断基準はすなわちお題そのものと直接関係してくる。もちろん今回のお題にもちゃんと意図があったんだけど、さしみ賞開始時に明文化しておかなかったことでいくらか混乱を招いてしまった。このあたりは申し訳なかったと感じている。 第7回さしみ賞のこと 自分は上述の大まかな流れを考えるにあたって、過去のさしみ賞のログを読み返してみた。そこから良い点を真似したり改良を加えていって取り入れようと思っていたのだ。エントリーに際してのアドレス貼付制度などはそうした試みの中から生まれた。 そして、ここまで読んで気付いた人もいると思うけど、これまで書いてきた内容は、過去のさしみ賞の中でも特に第7回さしみ賞の影響を大きく受けている。 第7回さしみ賞は実に40個(正式にエントリーされなかったものを含めればそれ以上)ものネタが投稿された。それは主催者であるアイボマさんの手際の良さに拠るところが大きかったと思う。今回自分が主催するにあたり、あの手際の良さは是非とも参考にしようと思っていた。 しかし最終的には、とてもあのレベルには至らなかったと感じる。そもそも結果発表の予定にまったく沿えなかったし。ただ、第7回のような良い手本があったことは、自分にとって非常にラッキーなことだったと思う。 今回はここまで。 PR |
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Comment |
影響を受けたと書いてもらえると嬉しいです。
私の時は逆に「細かいところまでこだわりすぎかな?」 という不安もあったんですが、結果的にはよかったのでしょうか。 詩吟さんの司会は毎回楽しかったですよ。 開催期間中は更新をとても楽しみにしていました。 全作品に対する感想の内容も充実していたと思います。 お題に対するわかりにくさは、たとえ途中はそうでも 説明することによってきちんと意図が伝わったのだから、 あれはあれでよかったんだと思います。 一人で最初から全部まとめるのは難しいですからね。 文句言う人も含めてみんなで形にしていけばいいんだと思います。 不公平なところがあったとは、私は全然思っていません。
Posted by homare [Edit]
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自分自身のことを言えば、第7回のシステムは細かいという印象はまったくありませんでした。
むしろ、実によく練られてあると思ったものです。だからこそ今回の主催に際して負うところも大きかったわけですし。 >詩吟さんの司会は毎回楽しかったですよ。 これは素直に嬉しいです。 ネタのお祭りなので、進める方もある程度ネタスレっぽい要素を取り入れようと思っていたので。 お題の意図の説明に関しては、たとえ疑義が出てこなかったとしても途中で説明はするつもりでした。 ただ、結果としてああいう形になったことを考えれば、やはり最初にお題を出したときに説明しておいた方がベターだったかと思います。 しかし、中には自分が想定もしていなかったような疑問もあったりしたので、そういう意味では「一人で最初から全部まとめるのは難しい」というのは事実でしょう。 ただ、修正や補足を加えるにしても、基本的な方針は崩れていなかったとは思っています。そこが崩れてしまうともはや成立しなくなってしまいますから。 その点が公平性の保持につながっていたのであれば、まあまあうまく行ったと言えるのかもしれません。
Posted by Shigin [Edit]
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