はろーのべんばー。

おまっとさんでした。
「あれ？11月なんだから10月のMFNじゃないの？」とか言わないで＞＜
さて、さしみ賞開催もあって大量の更新があった9月。まあこちらは賞ではないので、さしみ賞にエントリーしたネタもそうでないネタも一様に9月のネタとして扱った。そんな中から気に入ったのが以下の7つ。

神よ、なぜ私は美しい
こんまこﾌｧﾝｸﾗﾌﾞ Part1　AGE
「我ら卒業シスターズ、高橋さんが大嫌い♪」しばらくこのフレーズが脳内リフレインされて止まらなかった。
これら2つのネタ（特に「こんまこ～」）に関してはどうしても「勢い」という言葉で語りたくなってしまうんだけど、よくよく読んでみると、そこかしこに笑える要素が散りばめられてることに気付く。
今はなき某ブログで、中の人を「天才型」であると評しているものがあったけど、まあ確かにこれだけのテンションを保ちつつ的確に言葉を選び出してくるのは才能なのかなぁと思う。ちょっと真似できない。

ふにゃちん☆レボリューション
二つの面でおもしろすぎる。今回取り上げたネタの中でも特に力を込めまくって絶賛したい。
一つは、フォーマットの作成過程をネタとして見せるという方法的な点。
当たり前と言えば当たり前かもしれないが、例えば「アイドル育成ゲーム」や「６期の不思議な旅」のように、ゲームの形式をとるネタはある程度形式があらかじめ定まっていることが多い。下地となっているゲームが既に存在するということもあるだろう。そこをあえて形式を固める段階から見せてしまうという大胆な発想が面白い。もちろんある程度計算された大胆さではあるんだろうけど。
そしてもう一つ、言葉のセンスがずば抜けて素晴らしい点。
これは上の「神よ～」「こんまこ～」とも重なるけど、どのような言葉を選んで使うかというのは意外と難しい。あまり言葉の面白さに走りすぎてしまうと、意味が伝わらなかったりネタの雰囲気を損ねてしまうことにもなりかねない。その点で、このネタの文章は、説明調のやや硬い文体の中にさりげなく遊びの部分を持たせていて上手いなぁと思う。

アフター モーニング フローリック　　「亀のせいにしない」
今だからもう言ってもいいと思うけど、自分はこのネタがさしみ賞を取るんじゃないかと予想していた。
自分は文字ネタをあまり書かないので、文字ネタ特有のテクニックについて理解しているわけではないんだけど、それでもこのネタのタイトルと書き出しは文句なしに「上手い！」と思った。
まず、お題の「亀のせいにしよう」から180度転換した「亀のせいにしない」というタイトル。ただちょっとひねってみたというだけでなくて、うまく最後のミキティのセリフとして活かされていて、しっかりと考えられたネタだなぁということが分かる。
そして、書き出しにあたる最初の１レス。この１レスだけで、このネタの世界にすっかり引き込まれてしまった。余計な描写は捨象し、最小限の情報だけを提示することで、読んでいる者「どうなるんだろう」と思わせることに成功しているのかな。一文一文が比較的短く書かれていることも、読みやすさとともに程良い緊張感を保つ要因になっているように思う。
もちろん冒頭に限らず、最後まで一気に読ませる中の人の構成力に脱帽したネタ。

アフター モーニング フローリック　　「うどん屋の２人」
さしみ賞の講評でも言われていたように、とにかくボケの連続。話に大きな展開はないし、ツッコミがビシバシ入るわけでもないのに、それがかえって無性に可笑しい。
何かひっかかりを残しつつ淡々と会話が進んでいく空気間もうまく演出されていると思う。
さらに、270の発狂愛さんで爆笑。このネタから切り離して270だけを見せられても多分笑っただろうな。

★魁・読み切り作品発表スレッド★
ハロプロのネタは程度の差こそあれどこかで現実のハロプロを下敷きにしている。それは間違いない。
しかし一方で、ネタである以上、それはどこまでリアリティを突き詰めようとも妄想にすぎない。それも間違いない。
そうしたありそうでなさそうな曖昧さの妙がネタの面白さに効いてくるのかもしれない（特にいわゆる“リアルネタ”の場合は）。虚実皮膜がどうたらこうたら。
で、このネタ。いつも一緒だった二人という現実と、それ以上に特別な絆があってほしいと思うヲタの願望（妄想）をうまく掬い取ったネタだと思う。
自分はWが大好きなわけで、ののさんとあいぼんさんの関係が大好きなわけで、こんなネタを読むと涙が止まらない放課後になってしまう。現実での二人はこんな関係ではないだろうし、ののさんも本当にあいぼんさんを待ってるんだかどうなんだか分からないけれど、それでもヲタとしてはこうあってほしいとどこかで思わずにはいられない。シンプルながら整ったAAも素晴らしい。

こんなハロモニは嫌だ PART2
想像するとおもしろさ倍増。むしろ毎週見ちゃう。毎週応募しちゃう。