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先日、ネタスレ界隈のサイトを色々と巡回していたところ、ある所で興味深い試みを目にした。
それは、「“ネタを書いた気持ち”をグラフ化する」というもの。
発案した人によれば、四半期ごとの「ネタを書いたなーという気持ち」を棒グラフで表すことによって、個々人のネタ書き行動の傾向が読み取れるのではないか、ということらしい。確かに、ネタを書くタイミングには突発性とともに周期性があるような気がするので、これはおもしろいアイデアだと思う。

ここで一つ気になるのは、「ネタを書いたなーという気持ち」を規定する要因は何なのかということ。
発案した人は、おおまかな更新量とほぼ同じものと定義している。とても妥当な定義だと思う。例えば、１ヶ月に１スレ分でも更新しようものなら誰だって「ネタを書いたなー」と感じるだろう。

けれども、「ネタを書いたなーという気持ち」を規定するのはそれだけではないような気がする。
このことを、手っ取り早く自分の例を持ち出して考えてみようと思う。

自分が今年（2006年）の１～３月期で自スレを更新した回数は２回、更新した総レス数は60レス。月平均にすれば更新回数は0.7回弱、更新した総レス数は20レスだから、決して多いとは言い難いだろう。また、羊で書いていた2002～2003年の回数や量と比べても相対的には格段に少ない。
それにも関わらず、自分が感じる当該期間の「ネタを書いたなーという気持ち」はわりと高い。６段階でいうと４くらい。
これには２つの要因が絡んでいる。

１つは、ほとんど屁理屈になるけど、更新した時期とネタを作っていた時期は必ずしも一致しないということ。
実はちょうど４月１日に自スレを更新していて、そのネタは当然ながらそれより前の１～３月期に作成した。だから、実際に作ったネタの量は更新された量より少し多い。
特に自分の場合、ネタを作るペースが遅いのでこういうことは多々ある。

２つ目は、個々のネタに対する達成感や満足度といった類のものだ。
前々回にこのようなことを言っておいて何なのだが、３月末に更新した「梨華ちゃんのブログ生活」は個人的にかなり気に入っていて、完成したときの満足感も大きかった。そのために、この時期は「うーん、俺、ネタ書いたなぁー」（愛さんの「ﾝﾌｰ」の表情で）と強く感じたのだ。
これは、更新量という量的な要因に対して質的な要因とでも言えばよいだろうか。

「ネタを書いたなーという気持ち」には、この２つ目の質的な要因（満足感や達成感）が結構大きく影響しているように思う。満足行くネタが書けたという喜びが大きければ、次のネタへのモチベーションにも繋がるだろうし。
ただし、これは「ネタを書いたなーという気持ち」を事後的なものとして捉えた場合の話で、「ネタを書く意欲」として捉えるならば、更新量で充分推定できるだろう。