なぜ君たちは松浦亜弥のANNにも競い合うようにハガキを送らないのかね？（あと２回で終わるけどorz）

もはや自分でも少し忘れかけていたこのHPSS。７回目は、まっつーこと松浦亜弥を取り上げよう。

まっつーは、現時点で一般層への訴求力をかろうじて保持している唯一のハロプロアイドルだと思う。ハロプロの顔とでも言えばいいだろうか、とにかく凄いんだか恥ずかしいんだかよく分からない地位に君臨している、と言って差し支えないだろう。

そんなまっつーではあるが、ネタの世界では意外と目立った活躍がない。「打倒スーパーれいなへの道」のAAAベルト保持者・まつーらさんくらいしか思いつかない。「楽しい保田一家」の社長令嬢・亜弥ちゃんも印象的だったけど、あれは群像劇の中の一人だし。
現実であれだけ華々しい活動をしているんだから、ネタでも彼女を使った作品がもっと作られてもよさそうなものだ。
さらに、よく言われるように、松浦亜弥本人の人気も狼や狩狩ではそれほどではないようだ。あんなにかわいくて歌も上手くてムチムチバディなのに(; ´Д｀)

思うに、やっぱり“アイドルサイボーグ”と称されるまっつーの（アイドルとしての）完璧ぶりが、ネタスレでの活躍を難しくさせてるんじゃないかなぁという気がする。
松浦亜弥はアイドルが持つべきすべての要素を包含しているというか、アイドルというイデアを最高精度に具現化した存在が松浦亜弥というか、もはや自分でも何を言ってるのかよく分からないというか、とにかくまっつーの一挙手一投足がアイドルそのもの過ぎて、素の部分が見えにくかったりキャラクターとして使いにくかったりするのかな、と。
狩狩Wikiで「裏表のある性格で描かれることが多い」と書かれているのも、アイドルとしての完璧さ（＝表）ゆえだろうし。

例えばモーニング娘。のメンバーの場合、それぞれの個性的な部分や短所までもがデフォルメされてネタの中に活かされていることが多い。そもそも、「決して完成された人材ではない者たちの集まり」がモーニング娘。の特徴の一つでもあるわけだし。
それに対して、まっつーの場合はほぼすべてにおいて卒がない。それはアイドルとしては正解かもしれないが、一方で人間くささを感じさせない無機質なイメージを与えることにもつながる。それがネタのキャラクターとして成立しにくい一因なんじゃないかな。

とはいうものの、まっつーだってやっぱり人間。
ドSなくせして押しに弱くて、意外と面倒くさがりで、見た目によらずネガティブシンキングで、“笑いのツボ”や“自分にとって許せないポイント”などの感性がちょっと普通とは違って、今頃「ドラゴンボールGT」に嵌っちゃうような素敵な女の子なのだ。何この気持ち悪い文章。
無敵を誇ったアイドルサイボーグも、成長するに連れて素を見せることが多くなってきたように思う。もしかしたら、松浦亜弥がネタの世界で活躍するのはこれからなのかもしれない。