昼間、唐突に「ホットでクールな新世代セニョリータ」というフレーズを思い出した。毎日暑い。

明日からしばらく実家の方へ寄生帰省しようと思っているのだが、自分は家族にハロヲタであることを隠しているため、実家にいるとヲタ活動が著しく制限されてしまう。
とは言っても、今や絶滅危惧種となったテレビ番組は予約録画して行けばいいし、ラジオはイヤホンを繋いで聴けばいいので、実際に注意を払わなければならないのはPCでハロプロサイトを閲覧しているときくらいだけど。

ただ、まだ実家で生活していた頃（５〜６年前）はビクビクすること隠れ切支丹のごとしだった。特にその頃はハロプロがすこぶる隆盛を誇っていた時期だったので、なおさら困った。
毎日のようにメンバーがテレビに出ているのに、心からそれを楽しめない苦痛。
さらに、街中に流れるハロプロの楽曲や、飾られたポスター、さらには会話の最中にふと出てくる娘。の話題。友人にもごく親しい者を除いてはひた隠しにしているので、あの頃はいつも気が抜けなかったことを懐かしく思う。
まあ今となってはそのように神経を尖らせることもほとんど無くなったわけだが。それはそれで少し哀しい。

自分の書いたネタのことを自身で語るのはあまり好ましくないかも知れないけど、上述のような個人的状況が昔書いた「あいぼんさんのモーヲタ的生活」のきっかけの一つになった。
終盤では自分とはだいぶかけ離れた存在になってしまったけれど、シリーズ当初のあいぼんさんは間違いなく自分自身を投影した存在だった。

ところで、もちろん、ヲタであることを知られたくない――ハロプロを好きであることを恥ずかしいと思うこと――それ自体が恥ずかしいことだとは思う。好きなものを堂々と誇れない自分を本当に情けないなぁとは思うんだけど、でもやっぱり開き直れない。
だから今でも時々変に自意識過剰になって、午後の紅茶を買うだけでも「あややヲタだと悟られるんじゃ・・・」などと杞憂する。我ながら心底気持ち悪い。

飯田さんおたおめ。

さて、「やぐちひとり」のDVDが発売され、ポンちゃんが卒業した7月。狩狩の方では29時間ラジオなんてのもありましたな。そんな7月のMFN。

アフター モーニング フローリック　「時計」
三題噺の形式をとった短編ネタ。
完全な憶測なんだけど、おそらく３つのお題が出揃う前から、書いた人には「ポンちゃん＆マコの卒業」を題材としたネタの構想があったんじゃないかな。
そう思わせるほどに、このネタはただお題をねじ込むだけではなくて、しっかりとテーマをもって書かれている。登場人物が愛さんとガキさんの２人だけなのも、「去る者」と「残る者」との対比を効果的に印象づけていて巧いなぁと思う。

後藤真希シークレットライブ開催決定
それはシークレットにしちゃダメだろ！ってものから、それはシークレットで正解というのもまで、何でもシークレットにしちゃうスレ。
・・・なんだけど、自分は17から20にかけて突然書かれた「伝染るんです」ネタに笑った。特に20のネタはつんく♂おっさんだけにありえなくもない。

暗闇から亀井絵里の声
遂に1000到達した一行ネタスレ。意味ありげな言葉の羅列が醸し出すこのスレ独特の雰囲気は、いい意味で少し異質な存在だった。
・・・なんだけど、この943は妙にリアリティがありすぎて逆に哀しい。いいらさん…。
そして、949はその光景を想像して思わず爆笑した。このダーツは下半身から放(ry

ｂｇ　「～よっちゃんの　素敵な日常～」第四部　第56話
ｂｇ　「～よっちゃんの　素敵な日常～」第四部　第57話
この56話・57話ではポンちゃんの卒業を扱っているものの、そこには変な湿っぽさはなく、むしろ何だか安心するような微笑ましさを含んだネタになっている。それでいいじゃん、と思わせるような。まさに素敵な日常。
HPSS吉澤ひとみで、このシリーズのよっちゃんは少しダメ男のような部分も持っていると書いた。でも、今回の第四部を読んでいて、このよっちゃんは読む者をホッとさせる存在なのかもしれないなぁと思った。ダメだからこそホッとするのかもしれないけど。

たとえば君がコンコン編
これもポンちゃんの卒業に合わせて書かれたネタ。748の文章に深く共感した。

なぜならここでの話はすべて「たとえば」の話だから

 

今ここにある物語もすべては「たとえば」なんだから

そうなんだよな。「たとえば君が」シリーズだけではなくて、ネタは本来すべて「たとえばの話」を基本にしている。ネタの中に登場するのは、あくまでキャラクターであってハロプロメンバー自身ではない。だから何でも好きなように話を作れる。
確かにリアルタイムのハロプロを取り巻く状況を設定に組み込んでいる場合は、卒業したメンバーを登場させるのはなかなか難しいだろうし、無理に登場させる必要もない。
だけど、まったくの架空の設定ならば、これからもどんどん登場させていいと思う。だってネタなんだから。特に、ポンちゃんという強烈なキャラクターをこのまま埋もれさせてしまうのはあまりに惜しい。
ところで全然関係ないんだけど、この748の文章を読んでBONNIE PINKを連想した人とは是非友達になりたいと思う。

何気なくJaneのkakikomi.txtを眺めて、いたたまれない気持ちになる日曜の昼下がり。

さて、突然だけど、最近ちょっと狼板で気に入ってるスレの話を。
自分は未だにキッズの面々には食指が動かなくて、キッズ関連のスレはあまり見ないのだけれど、このスレはﾜﾛﾀ。

ﾊﾞﾁｰﾝ!!「くやしいか？ん？くやしいのか？

1 ：名無し募集中。。。 [] ：2006/07/27(木) 11:52:19.61 0
ん？泣いてんのか？」

実は1には画像が貼られている。それを転載したのがこちら。
一目見て爆笑した。確かに上記のようなことを言ってそうだ。バカにしやがってちくしょー。

6 ：名無し募集中。。。 [] ：2006/07/27(木) 11:55:05.21 0
吉澤のﾌﾟｷﾞｬｰに匹敵

7 ：名無し募集中。。。 [] ：2006/07/27(木) 11:55:06.98 0
怖いんだけど

8 ：名無し募集中。。。 [] ：2006/07/27(木) 11:55:22.46 0
お金あげよっか？・・・ホラ上げたｗｗｗ

9 ：名無し募集中。。。 [] ：2006/07/27(木) 11:59:09.15 0
むかつくｗ

6が言ってるよっちゃんのﾌﾟｷﾞｬｰってのはこれね。よっちゃんの画像が世に出た時の盛り上がりも凄かったけど、今回スレで取り上げられている画像も狼住人の心を捉えたらしい。
このあと、この画像に合いそうな台詞を書き込んでいき、それに対して勝手にむかつくというバカバカしくも素晴らしい流れが展開されていく。
以下特にツボに嵌ったレス。

「え？紺野さん卒業するんですか？何で？」
「おい！向こうでお前のバイク燃えてるぞｗ」
「んでな　こいつ泣きよったんよ　ﾌﾟｯ」
「はぁ？こんな握手で6時間も並んだ？バカジャネーノあんたｗｗｗｗｗｗｗ」
「ハイ、また泣いたー　大の男がまた泣きましたぁ～　うける！」

あーうぜええええええええええwwwwwwwwwww
しかし、むかつくのになぜか何度も見たくなる不思議な画像。れいなの魅力を「ウザ可愛い」と形容する人々がいるけれど、この子はさしずめ「ウザおもろい」と言ったところだろうか。

狼のキッズ関連スレでここまで嵌ったのは初めてなので、この画像の子はどんな子なんだろうと思って少し調べてみた。人はこんな所から深みに落ちていくのかもしれないなぁ。気を付けようっと。

Wikipedia - 須藤茉麻

ネタスレで時々見かける「～とゆいたいです。」はこの子の発言だったのか。
つーか「腕相撲はメンバー内でも無比の強さを誇っている」ってこの画像そのままじゃないか。ますますﾜﾛﾀ。

最近の小春を見るにつけ、つんく♂の炯眼に改めて感心する。

このブログでは主にハロプロを題材としたネタについて、あれやこれや好き勝手に書き散らしている。それは自分にとってとても楽しい。

でも、別にいつもあれこれ理屈っぽく考えながらネタを見ているわけではなくて、面白いネタを読めばそのときはただ何も考えず笑う。
ネタを見たときに「これは面白い！」と感じる瞬間、その時に働く直感はとても大事だと思う。「直感２」は酷い歌だと思う。
最初は「ただ何となく」の感覚で終わってしてしまってよい。

ただ、後でそこから少し離れて考えてみると、面白いネタには作り方や見せ方に関して必ずそれなりの理由がある。
その部分を語ることにも（純粋にネタで笑うこととは別の）楽しさを感じるので、ほとんど印象論の域を出ていないながらもこうやっていろいろ書いている。

このことは「ネタを書くこと」と「ネタについて書くこと」の違いにもつながっているように思う。

例えば、自分がネタを書いているときは、笑ってもらおう・楽しんでもらおうという気持ちを多少なりとも持ちつつ書いている。もちろん自己完結的な楽しさもあるけど。
それに対して、ここではMFNなんて企画を毎月やっているけれど、あれを読むことによって紹介されているネタの面白さが増すかと言われれば、そんなことはないだろうし、自分もそんなことは意図していない。ただ紹介することが楽しいだけだ。

ネタはその内容や台詞などの表現に面白さ・楽しさがあるが、翻ってネタを語ることは語ることそれ自体が楽しいのだと言えるかもしれない。