昼間、唐突に「ホットでクールな新世代セニョリータ」というフレーズを思い出した。毎日暑い。

明日からしばらく実家の方へ寄生帰省しようと思っているのだが、自分は家族にハロヲタであることを隠しているため、実家にいるとヲタ活動が著しく制限されてしまう。
とは言っても、今や絶滅危惧種となったテレビ番組は予約録画して行けばいいし、ラジオはイヤホンを繋いで聴けばいいので、実際に注意を払わなければならないのはPCでハロプロサイトを閲覧しているときくらいだけど。

ただ、まだ実家で生活していた頃（５〜６年前）はビクビクすること隠れ切支丹のごとしだった。特にその頃はハロプロがすこぶる隆盛を誇っていた時期だったので、なおさら困った。
毎日のようにメンバーがテレビに出ているのに、心からそれを楽しめない苦痛。
さらに、街中に流れるハロプロの楽曲や、飾られたポスター、さらには会話の最中にふと出てくる娘。の話題。友人にもごく親しい者を除いてはひた隠しにしているので、あの頃はいつも気が抜けなかったことを懐かしく思う。
まあ今となってはそのように神経を尖らせることもほとんど無くなったわけだが。それはそれで少し哀しい。

自分の書いたネタのことを自身で語るのはあまり好ましくないかも知れないけど、上述のような個人的状況が昔書いた「あいぼんさんのモーヲタ的生活」のきっかけの一つになった。
終盤では自分とはだいぶかけ離れた存在になってしまったけれど、シリーズ当初のあいぼんさんは間違いなく自分自身を投影した存在だった。

ところで、もちろん、ヲタであることを知られたくない――ハロプロを好きであることを恥ずかしいと思うこと――それ自体が恥ずかしいことだとは思う。好きなものを堂々と誇れない自分を本当に情けないなぁとは思うんだけど、でもやっぱり開き直れない。
だから今でも時々変に自意識過剰になって、午後の紅茶を買うだけでも「あややヲタだと悟られるんじゃ・・・」などと杞憂する。我ながら心底気持ち悪い。